昔の海
室外温度8度、室内13度、気圧計では994Hp,、結構激しい雨音が聞こえている…、
わが家の午前4時15分現在の様子です、
計測器具は、むかし愛艇「はまちどり」(プレジャーボート)で使っていた物で、もう不要になったのを家に持ち帰り、机まわりに置いている、
艇を手放してから既に丸2年が過ぎた、
艇には、温度計、湿度計、気圧計、方位コンパス、双眼鏡、など等はもちろん、更に無線機、レーダー、水温計、魚探など等を備えていた、もちろんGPSも…、GPSは外洋で万一故障した場合に備えて2機搭載していた、あぁ~そうだった、海図も仰山積んでいた、
わたしは小型船舶1級免許保持者ですよ、無線もレーダーも必要な免許は持っとります、
艇には、簡易な潜水用具も備えていた、酸素ボンベまでは用意しなかったけれど潜るのはせいぜい艇の船底までだ、ペラに巻き付いた異物を取るために潜るだけだから、
でもなぁ~、水深千メートルほどもある外洋へ出て、ペラの異常に気付き、確認に艇を止めて1人で潜ったことがありますが、気持ちが悪かったなぁ~~~、ペラに巻き付いていたゴミを取り去って、大急ぎで艇に戻った、
単独単身航海だ、だれも手助けしてくれない、今だったら、艇から海へ飛び込んだら、もう独りでは艇へ這い上がることがデケンです、絶対に這い上がれないと思う、だって、船底で何らかの作業をしようとすると、腰に鉛を付けて潜る必要があるし、イザ艇へ戻ろうとしても足場がないから、艇から下げ垂らしたロープを掴んで腕力だけで艇へ這い上がらねばならん、足場が無い、コレって、スッゴク難儀です、マンズ不可能だ、
事前に艇尾から水中へ短いハシゴを垂らし込んでから、適度の長さのロープで艇と自分とをつないだ後に水中へ潜り入ったのだった、
周航するに先立ち、幾度も安全な港内で落水実験をしたり、水中作業の稽古をしていたのでなんとか成し得たが、ヤバい作業であったことは言うまでもない、垂らし込んだ金属製ハシゴが水中でブラブラ動いてなかなか足場の役に成し難かった、事前の稽古が無ければハシゴの使用も不可能だったろうと思うよ、
あぁ~、いつの間にか雨音が聞こえなくなった・・・
歳とったなぁ~~~、雨音を聴きながら、昔の海を思い出していた・・・
全長28Ftの小さな艇だった、大きくないですよ、海に浮かべるとチッチャイ、チッチャイ、
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