未だ一連の作業中

カミサンは胃癌術後５年目に再発し、手を尽くしたが２０１８年１２月に亡くなった、

年が明けた２０１９年春にカミサンの日本画・遺作展を三木市立堀光美術館主催の特別展として実施する話が持ち上がり、会期を２０２０年４月１１日～同５月１０日とすることに決まった、

が、（新型コロナの影響で）４月７日に開催中止となった、美術館は休館となった、展示絵画を美術館へ運に出す予定日であった、なにもかもドタキャン中止、

予定の会期中、わたしは、知人や関係者らからの電話やメールでの問いかけ応対に神経を使った、

予定の会期が終わる最終日の５月１０日、そして翌日１１日、気持ちの整理を込めて主な関係者の元へ仮想（？）遺作展終了のご挨拶に伺った、

さぁ～気持の入れ替えをしようと思い立った、

NHKの朝ドラ・テレビに影響されて、古関裕而作曲の「オリンピックマ―チ」と、「紺碧の空」を吹いてやろうと決めた、と、同時に、ココ数年手入れをする余裕のなかった庭や畑の掃除をしようと思い立った、

1. 「オリンピックマ―チ」「紺碧の空」２曲の尺八譜を仕上げたが、気持ちの切り替えが未だ追いつかない、自分では吹ききれない、で、信頼できるK氏に尺八譜をネット送信し、吹奏を託した、
2. 庭と畑の掃除・手入れに取り掛かり、実は、今日午後になって、ようやく初期の掃除を終えることが出来た、宅地７０坪、畑もほぼ同じ広さ、植木鉢が約８０も手入れをせぬままホッタラかせれて死んでいた、無残だ、残酷すぎる…、庭木も傷んでしまっとる、今の時期は、ハサミやノコギリを入れたりせぬ方が良い、が、死者に鞭打つような気持の中で剪定し、ハサミ・ノコギリを使った、
3. ひと鉢ずつ、詫びながら鉢から土を取り出し、花の残骸を処分し、鉢を洗い清めた、
4. 午後には雨が降り出すかもと思っていたが、作業後、汗まみれになった身体を風呂で休めていると雨音が聞こえてきた、昼食を摂ったのが午後３時過ぎ、３００円で買ってきていたピザをレンジで温めて食った、単身・後期高齢者の食事だが、ピザが最適かと思う、２分間レンジで温めただけで食える、完璧に手間がかからない、
5. 洗い清めた鉢は大小合わせて約８０鉢、これらはカミサンの弟宅へ運び込もうと思う、
6. 未だ蘇生できそうな鉢が３つあった、土を入れ替え少し追肥した、世話をしてやろうと思っとる、

一連の作業中、申し訳ない気持ばかりがこみ上げて、己の不甲斐なさがなさけなかった、