「鉢植哀歌」
平安末期に編まれた歌謡集に『梁塵秘抄』(りょうじんひしょう)というのがある、このなかに「鵜飼はいとをしや」という歌が載っている、
鵜飼はいとをしや
万劫年経る亀殺し 又鵜の首を結い
現世は斯くてもありぬべし 後生我が身を如何にせん
鵜を使って鮎を取るウカイの親父が自分のことを読んだ歌だ
亀殺しとあるのは、鵜のエサに亀の肉を食わせて与えたってこと
ウカイ漁では鵜に鮎を取らせて吐き出させるのですよね、そのために鵜の首に鮎を呑み込めぬように縄で縛っている、残酷な漁ですなぁ~~、
こんなコトをしていて、この世ではしかたがないことだ、が、死後のあの世ではわしゃどうなるのだろう・・・の、歌になっとる、
植木鉢の中で立ち枯れている花や木の始末をし、鉢を洗い清めたのだった、
もし、地面に直植えだったら花や木々は生き得たであろうが、鉢に植えられていたのでは、世話する者が居なくなたら立ち枯れるしかない、
家内の体調が重篤になるにつれ、わたしは植木鉢の世話を忘れたのだった、
全部枯らしてしもうた、
ここ数日掛けて、全ての鉢から土ごと全てを取り出し、綺麗に洗い清めました、
家内の絵画遺作展の当初の予定開催期間が過ぎて後、わたしは、まずココから向後生活スタート、
ほぼ作業完了、
で、久々に尺八を手にし
ナニゲニ無茶苦茶吹きを試みたら、下記の曲(?)になった、
心は鵜飼のこころ、上述の歌の世界
ホワイトボードに、いきなり譜を書き付けたのです
10分足らずことだった
「鉢洗いの歌」
吹き納はやはり乙音にしましょうかねぇ~
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