心乱れ吹き
明日、亡き妻・富子の三回忌法要を執り行う、
すべての準備を終えて、今、独りしみじみ尺八を吹いている、
無茶苦茶吹きだ、想いが入り乱れ、走りまくるなか、ナントか自制しつつの気まま吹きだ、
明るく吹こうと思ったのだった、が、吹き始めたら、それは自分の気持ちと違うだろうと尺八が勝手にわたしを別世界へ誘いこんだ、
ココからワシャ逃げ出してやろうと思いつつ吹き継いだら、かような無茶苦茶吹きになった、
正直言うて、わたしの心は揺れ動いている、そのままを尺八にブッツケタノである、
曲名を付けてみた、「三回忌法要」としておこう、
「三回忌法要・心乱れ吹き」
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