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2021年2月 8日 (月)

「谷間の灯」

「When It's Lamp Lightin' Time in the Valley」(米国民謡)
我が国では「谷間の灯」

黄昏(たそがれ)に我家の灯 窓にうつりしとき
わが子帰る日祈る 老いし母の姿
谷間灯ともしごろ いつも夢にみるは
あの日あの窓こいし ふるさとの我が家
谷間灯ともしごろ いつも夢にみるは
なつかしき母のまつ ふるさとの我が家
(「二木紘三のうた物語」から拝借)}


昨日は突然三田に住まう妹(わたしより三つ下)が旦那と一緒にやってきてビックリした、
わたしの様子を気遣てやってきてくれたようであった、
アレコレ食い物を持参していて、
「コレはカクカク・シカジカして食べるとよい」とか、難しいことを立て続けに言いつつ取り出すのだが、正直言うて、わたしには迷惑なことだった、
が、ありがたく頂戴した、

妹にとってわが家はいわゆる里であって、実家ってことになる、
わが家には先祖代々の位牌が座る仏壇があり、父・母の位牌がある、
妹からわが家の家系について立て続けに問いかけがあり、面倒だったが、知り得ているかぎりのことを話した、
が、話すと、妙に咳が出てくる、大きなマスクをして話すのだが、話し足りないことであった、

父の父は、(わたしからはおじいさん)は、父が未だは幼いころ亡くなっていて、父は実の父の顔は覚えていない、父は、アレコレあって縁戚者の元で育てられたが、そこは今からは想像もつかない明治末期の小さな半農半漁の孤立した村社会だった、

実は、わたしは、先の太平洋戦争でコノ村に戦争疎開をしている、ここで小学校3年生まで育っている、先祖代々の墓もあり、縁戚周りのつながりはなんとか理解できるようになっている、が、妹は、3つ下だっただけで、理解し得ないままになっていて、突然細かなことを質問し始めてわたしは大変ビックリした、

ってことで、昨日は久しぶりに、わしゃ、心の故郷を旅したようなことになったってこと、

で、冒頭にあげた曲は米国の民謡だが、
元唄(原曲)は大昔らしいが、一般に知られるようになったのは1940年頃かららしい、我が国で知られるようになったのは、昭和9年ころで、わたしが未だ疎開先の山陰但馬の柴山港で過ごした頃のことだ、この曲を聴くとワシャ自分の故郷の曲のように聴こえる、

今日は思い切ってこの曲を自分の故郷への思いと被らせて吹いてみたのである、
仏壇前が尺八の稽古場だ、
先祖代々の亡者らが聴いているかもと思いながら・・・


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