今の自分を

昨日も農作業で頑張った、
わが家の前の道は団地内の道としては少し幅広く、スローでならかろうじて２台の車がすれ違いできる、
団地内の端っこの位置で、老人らの散歩径になって、三々五々誰かが用もなく散歩なさっている、
わが家と、わが家も畑は、この径を挟んで向き合う位置に在り、この散歩道を行く老人らが、汗みどろになって動いているわたし・波平を観てあきれ顔で通られる、

なかに、思わずお声掛けなさるお方が現れて、わたしもその都度都度、話のお相手をさせてもらっとる、
コレが結構、わたしの気休めになっていて、想いもままを、ありのままを、ダラダラ対応する、

ほんの数人だが、手伝ってあげようと、申し出られるお方が出来てきた、
すぐに汗みどろになって、コリャたまらんと、手を休めもっぱらタダの話し相手、
昨日も、こんな調子だった・・・

今日は、この農作業は中止、臨町・稲美町は加古福祉会館へ出向く用事がある、コレもわたしの活動のひとつだ、
印南町は我が三木市に比して根っこの文化がシッカリしている農村地区、
接していると家々の文化レベルの深さがしみじみとわが心を打つ、
実は・・・
わたしの親友・坂井君がこの文化保存・活性維持に大きく関与し、リーダ的な位置に在る、
彼は文芸と郷土研究の雑誌・“稲南野文華”を発刊する中心人物・代表なのだ、
今日はこの文言冊子第82号発刊の日だってこと、

あぁ～～～
わたしコレへ毎号投稿しているのだが、哀しいかな、自分の衰えを強く感じるようになり、この82号への投稿をもうダメだと遠慮したのだった・・・
と、彼はごく優しく受け止めてくれた、
ホッとして、一息ついていたら・・・
彼からごく静かに誘いが掛かり、又、引きずり出されることになりそうだってこと・・・、
老いて、認知症恐怖の強まる中での日々の生活、コレと向き合う日々の在り方、この揺れる気持ちの中での日々・・・
コレを彼は、静かに観ていてくれている・・・
今日は彼・親友坂井君の引きずり出されての、印南野半ドンの会への参加である、
会場片隅にただ座っているだけのことながら、ワシャ、今の自分を、ここでまた見直してみようかと思っとる・・・