今朝の膳
畑を潰して“散歩老人の休憩所”作った際、いちばん難儀だったのは、もう捨てるしかない大量の“畑の土”だった、
で、畑の土を⇒自宅敷地の空いた部分へ移動させることにしたのだった、
が、自宅の敷地に“空いた部分”があるワケが無い、
先ず自宅敷地内から徹底的にアレコレ不要な物を撤去し、空きスペースを作ったのです、
50年もココで暮らして来て、今や、わたし独り身になって、見渡せば自宅敷地内は不要な物ばかりだったのだ、
アレコレをぶっ潰しました、
で、ココへ、畑の土を⇒自宅敷地内で生み出した隙間へ、わしゃバケツひとつで移動させた、
コレがいちばん難儀な仕事だった、ナニセ、わしゃ、すでにヨレヨレのズズイだもんな・・・
50年もココで暮らして来て、物置小屋や、様々な庭木を所狭しと植えていたからなぁ~~~
結果、自宅内敷地に、コンモリした“畑の土”の区画がデケタ、
で、ココへ、サツマイモを植えたのだった、
秋は十月末、相棒の船頭ドンがおもしろがって、一昨日、このサツマイモ畑(?)を、俺に任せろ、と、掘ってくれた、
サツマ芋畑(?)は、スゴイ勢いで育っていて、大きな葉っぱ茎が半端じゃない勢いだった、キット、大きな芋がドッサリだと思った、
とんでもない勢い満々だったのです、
が、結果は、ちいちゃな小粒な芋がホンの少し採れただけ・・・スカみたい、だった、
サツマイモは超不作、が、なんと、このサツマイモの茎や葉っぱだけで、三木市指定ゴミ袋(45㍑)8袋だった、
見かけだけのサツマイモ畑だってこと・・・
ゴミ袋8袋のサツマイモ残渣は、今朝夜が明けたら、ワシャ指定のゴミ捨て場に運び出すことになるのですがね・・・
が、が、実は、面白いことがありました・・・
この、サツマイモ掘りを観ていた、わが屋の斜め向かいのある処方箋薬局の主人が・・・
「そのサツマイモの“ツル”捨てるのだったら、わたしにください」と、申し出られ、二袋持ち帰られた、
ツルや葉は、調理して食うそうな・・極めて美味しいのだそうな・・・
わたし、コレ聴いて、ウワ~~、と、幼き頃のアレコレを思い出したのです、
戦争の敗戦やむなしの頃、わたしは山陰の漁村に家族で疎開し、母はココで小さな畑を借り受け、サツマイモや・大根などの野良仕事をしていたのだった、村に駆り出されて、麦踏みなどにも狩りだされていたのを。わたしは子供心に覚えている、
昼飯に、畑で大根を齧って済ませたことを覚えている、超美味しかったから、、、
母の料理のサツマイモの茎や葉は、ご馳走だった・・・
実は、今日は、夜が明けたら、薬局さんにさし上げた茎や葉以外はすべてごみ捨て場に捨ててこようと思っとったのです
で、昨日はこの準備をしたのだが、不意に郷愁湧き出て懐かしく、往時の母の姿が浮かび出たりして・・・
で、で・・・
捨てる段取り済ませたゴミ袋を、また開き、サツマイモの葉や茎を取り出し、コレをかすかな記憶の中でサバキ、台所へ持ち込み、料理の真似をしましてね、なんと、コレ一応調理し、完成です、ほんの少しだけですけどね・・・
が、コレ、食えるかな???
ダメですわ、キット、調子の仕方が間違っているのだと思う、食えるような物じゃないな・・・
が、捨てる気がしないのだよなぁ~~~、
ナンテ、厄介なサツマイモであることか・・・
“散歩老人の休憩所”って、こんな中で、今日も静かに地区住人の散歩老人のトボトボ散歩を眺めているってこと・・・
わしゃ、こんな人生末期を過ごすことになろうとは、想ってもみなかったゾイ!!!
アァ~、明日から11月・・・
朝夕、寒さが厳しくなる・・・
自宅、スッコミの老人等、それぞれの人生、ナニを想いつつ過ごすのだろう???
サツマ芋 クキ食ってみん 今朝の膳 波平
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