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2007年9月14日 (金)

“割を食う”

わたしほど世渡りの下手なやつは居ないだろうと思っている。友人等が皆そう言っているし、もちろんかみさんもそう思っている。「パパは、ダメなんだからもう…」と言っている。

67年間の過ぎ方を反省するに、“割を食う”立場ばかりに馴染んできた人生である。ホント、得をしたことなんか1度もない。

だが、先の日本列島1周航海の際は、なぜか意外とスムーズな世渡りが出来て、行く先々で皆さんから良くしてもらった。どうせ割を食うことになるだろうと思っていたから、この逆はとてもうれしかった。

そう、わたしは、いつも割を食うだろうというショゲタ顔をしていたのかもしれない。

いや、そうに違いない。

御前崎で艇の緊急修理をしたが、その際しばらく滞在することになって、ここでも皆さんに大変お世話になったが、そのときネプチューン氏にも色々世話になったが、「波平さんをみていると、頼りなげで、ほっとけない気がする…」とか言っていた。

要するに、“いつでも蹴飛ばし、沈めることのデケル相手だ”と、判定し得たとき、人はやさしくなるのではないか?

わたし、最近そう思う。

今まで、お世話になった方々の善意を決して疑うものではないから誤解のないように聞いて欲しい。わたし感謝感謝の気持ちで書いている。だって、蹴飛ばし、沈め得るのに、良くしてくれたのだから、

もし、わたしが、あのとき、突出してやる気満々ぶりを発揮し、大きな顔して、周航していたら、きっとダァ~レも相手にしてくれなかっただろうと思う。むしろ反感をかったのではないか。

日本列島を自艇で完全踏破してやろうと思って出掛けたのではあったが、基底には、持ち前の“割を食う”かもの気持ちがあった。

わたしは、腹満腹まで徹底的に“割を食ってやろう”と思っていた。どこへ行っても徹底的に“郷に入れば郷に従う”の腹つもりであった。

わたしは“尻尾”にはなっても、“頭”にはならぬ覚悟であった。

が、安倍首相は、頭になってしまった。

彼は、割を食ったことがなかったのではないか。食ってみれば意外と良い味がするものを…。

“いつでも蹴飛ばし、沈めることのデケル相手だ”と、悪徳政治家らに見透かされていたのではないか。

彼は、知らぬ間に割を食わされていたのではないか。

参院選の劣勢が見え見えになってきたとき、彼はどうしてよいかわからなかった。

横から「こんなときには機先を制して続投の意思を鮮明にしたほうが得策」とささやかれたのではないか。辞任を封じられ、情勢判断に迷い、どうにもならなくなって、やっとわれに返った。「もうアカン」となった。

彼は、今、やや落ち着いてその割を食ってみて、そのしみじみとした味わいのなかで、自分を取り戻しつつあるのではないか。

彼は“割を食った”政治家になった。その味を知る政治家になった。

そして、彼が首相になったとき“割を食った”福田氏が、浮かびあがりつつある。

アッハッハ(にが笑い)、

わたし、ヨォ~ク“割り”の味を知っとるけんど、いつまでたっても浮かぶことあらへん、

FR32EX浮かばせてみたい、

※ 割を食う→不利な立場になる、損をする、

  FR32EX → 新発売のヤマハ・プレジャーボート

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