« 外洋航行 | トップページ | 釣り師の矜持 »

2007年9月 8日 (土)

三日月

三日月がまだ暗い夜空に浮かんでいて、バタバタと新聞配達の単車がせわしげに走っている。飼い犬ダイは、昨夜はかみさんが付き添って寝たが、4時前にわたしに代わった。

ダイを抱いて表へ連れ出す。道路へおろすと、ダイはそのまま道に腹ばいになって動かない。朝の空気をあててやろうと連れ出している。

ダイの側に突っ立って細いシャープな月を見上げる。少し雲がある。北斗星は見えない。東西南北の見当はついている。はぁ、あっちが東だ。

身体がどちらを向いていても東西の方位は変わらない。だが、左右は、身体がどちらを向いているかによって変わる。東側になったり西側になったり、あるいは北に南になる。

私はこの理屈がわからず子供の頃ながいあいだ悩んだ経験がある。月を見上げてこれを懐かしく思い出した。わたしが、左右と、東西南北との違いを心底納得できたのは、中学生になってからである。なぜ、このような決まりがあって、これに承服せねばならないかがわからなかった。やっとわかって、くだらんことだと思った。わたしは所持万端このような迷いの中にあった。いまだにこの傾向から抜け出せないでいる

|
|

« 外洋航行 | トップページ | 釣り師の矜持 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 外洋航行 | トップページ | 釣り師の矜持 »