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2007年9月23日 (日)

ずっとそうだった

とある講演を受講して、そのまま宿に泊まることになり、配られたデジメを再度取り出し、ページを繰って、理解できなかった箇所を見直すが、やはり何のことかわからなかった。

一緒に受講していた友人と宿泊部屋が同じで、友人が囲碁を誘い、誘われるままに碁盤に向かった。

友人は二つ半ほどの腕だという。わたしは初段以下の2級ほどの腕だ。彼が2級半となら、わたしが白石かと思ったら、なんと彼は2段と3段との中ほどの腕だということだった。

わたしが黒石。彼が白。わたしは碁盤にセイモク(5つ黒石を先に置く)を並べた。

わたしの作戦は彼がどのように打とうと委細かまわず、ただひたすら、自分の陣地を構築することだった。打ち進み、作戦は図に当たり、大成功だった。終盤になってフッと気づくとアレレッ!相手側の方の陣地の方が大きかった。

真剣に打った。負けて後、再度石を並べなおすことができた。打った石のひとつひとつのことを覚えていた。

珍しい夢をみたものだ。

並べなおせるほど鮮明に覚えている。一曲をこれほどシッカリ夢みたことは生まれてはじめてのことだった。

目覚めて、早速、物置奥にしまいこんだ碁盤を取り出し、並べなおしてみようと思った。

胸がドンドンした。こんなことが起こるとはどうしたことか。

しだいに夢から覚め、そして、碁盤から石が消えた。

でも、

いまだに、打ち進んだときの気持ちは頭にある。

いまだに、並べなおしたら、並べなおせるような気がしないでもない。

夢が、ひつこく頭の隅に引っかかっている。

引っかかっている分、ボケが進んでいるような気がする。

やがて年老いて寝た切りになったら、わたしは、充実した毎日を送ることになるだろうと思う。碁を打ったり、魚釣りに出たり、酒を呑んだり、カラオケ歌ったり…、

夢の中でか?

否!

それをダレが夢の中だって決めるのや?俺が本気なら、それが本気やないか!デッタイ夢でなんぞあるもんか!!

母の容態が変わり、また身体につなぐ配管(点滴や酸素吸入などの管)の数が増えた。

今日明日は病院の医師の勤務体制が連休体制になって弱まる、と、昨日、母を見舞った際、看護婦長さんが言った。

わたしは、先日から、母の枕辺に、むかし彼女が好きだった謡曲本「卒塔婆小町」を置いている。

<余談>

高かった熱は平常に戻りつつある。

きっと母は持ち直す。これまでも、ずっとそうだった。

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