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2007年10月 3日 (水)

閉鎖性海域

http://www.kaiho.mlit.go.jp/05kanku/honbu/topics/H19-noriami.pdf

は、先月(9月)21日付けで第五管区海上保安本部が出したお達しです。

ダラダラ書いてあるが、マウスを下へドラッグすると地図が出ます。

要するに、播磨灘・大阪湾は、この時期、ワカメや海苔(ノリ)の養殖網だらけになっとるから、気をつけろってことですわ。

海苔養殖ですけど、兵庫県が全国で一番のようですね。

どうりで播磨灘東部に位置するあの広大な鹿ノ瀬もほぼ全面が海苔網で覆われているわけだ。昔は、播磨灘東部一帯は、冬場は海水温が低くなりすぎて、漁師らは、なすことも無く炬燵(コタツ)でボンヤリしていた。が、約40年前、この海苔編み養殖が始まって以来、大忙しみたい。

このあたりの漁で有名なのは春先のイカナゴ漁ですよね。ちょうど海苔網を撤去した頃から始まります。うまい具合に、海苔網敷設海域がイカナゴ産卵の海域ですわ。海苔網が邪魔になって、産卵時期に、そのあたりでは底引き網漁はデケン。これが、イカナゴの保護になっとるわけですわ。

余談ですが、

イカナゴは、獲ったら一秒を争って漁港へ持ち帰り、即刻売りさばきます。

時間が少しでも遅れると鮮度が落ちて、釘煮(クギニ)にしたとき味が落ちます。イカナゴはとても傷みやすい魚で、漁船の速度が遅かった昔は、獲ってもハマチ養殖のエサくらいにしかならんかった。が、最近は違いますよ。クギニ・クギニで引っ張りだこだ。

ボートで沖に出ていますとね、このイカナゴを積んだ漁船が、ものすごい速度で全速力でそれぞれの漁港めがけて一直線に走っている。大型船の直前であろうと、フェリー客船の進行直前であろうと、付近にチッチャなボートが居ようと、そんたこたぁ~おかまいなしだ。まっすぐ一直線に白波蹴立てて突っ走る。漁船の速度がイカナゴの鮮度に直結です。グワ~ンとエンジン唸らせて突っ走る。

話を戻しましょう、

と、いうことで、海をワカメや海苔養殖の網が広く覆っているわけですが、

以前、これが始まった頃は、海は大変汚れていた。下水処理が未だできていなくて、各家庭から収集車で集められた糞尿は専門の運搬船に積み替えられ、岸から離れた沖合いで、大阪湾の真ん中あたりで捨てられていた。これが海苔養殖などの肥料にもなったし、結果海の浄化にも多少は役立った。

が、最近は当時より海がきれいになって、海苔の生育が難しくなりつつあるみたい。

海苔も大切に育てられるようになり、上げ下げの潮流にあわせて潮上から病気予防の消毒剤を流したりするみたい。栄養不足気味だからね、もう少し海が汚れた方がエエと思っとるよ。

ホンマかウソか、わたしはいまいち実感が無いが、昔は、海苔網を敷設した海域はその下が魚たちの楽園になって、保護区域みたいな感じになって、カレイなんぞが安心して大きくなれたようだが、最近は、聞くところによると、消毒薬の撒きすぎやあれこれで、海苔網の下は死の海底?

きっと、これは言いすぎですよね。

でもね、海苔網撤去の直後はその辺りに行くとバカ釣れしたのですよ。最近はそうでもないから出かけませんですよ。

出掛けないようになったのは、別の理由もありましてね、海苔網撤去と歩調をあわせて、漁船がその敷設跡を底引き網で血相変えて曳き回すのですわ。危険で近寄りがたいわけよ。で、いっときの漁船の底引き網漁が終わったら、ボートをそこへ移動させて残りかすを釣っていたわけよ。

だんだん釣れなくなって、最近はその釣りはしないですよ。

気がついたら、どうも最近は、海苔網撤去直後の底引き網漁もやっとらんのじゃないか?場所によって様々だろうとは思うが、なんか変だなぁ~ってワタスは思うのだよなぁ~。

本題です、

ワカメや海苔網の敷設海域が大きすぎます。これほども広大な海域を占拠して海苔網を養殖するのはいかがなものかって思います。ましてや、消毒薬を不用意(キット言いすぎですよ)に散布するのは間違いじゃないか。瀬戸内海は、大阪湾は、閉鎖性海域です。少しずつでも撒かれた薬剤は蓄積します。薬剤にゼッタイ安全なんてものはない。現に、消毒に使うような薬剤が、なんで無害なんぞであるものか!

薬効のあれこれや、散布の実態は、わしゃいまいちようわからん。が、ウワサを聞いて漠々たる不安を感じとる。

各府県の水産試験場や、自然保護に目を向ける研究者らの、本当の意味での研究・指導が待たれるってことかな。頼むから、いつまでも楽しい魚釣りさせてくださいな<(_ _)>

プレジャーボートの海苔網乗り上げ(絡み)事故が責められている。「近くに養殖施設があることを認識しつつも、自船の位置や養殖施設の設置位置を海図などで確認することなく漫然と航行を続け…」などといって責められている。が、このような生命に危険が及びかねない事故の最大原因である“広大すぎる海苔網敷設”の存在が云々されることはない。プレジャーボートは社会悪、海のゴロツキ。そういうことだろうか?アッハッハ(苦笑い)、また言い過ぎた。

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