山路みほ・金子朋沐枝コンサート
昨日、「山路みほ・金子朋沐枝コンサート」に行ってきました、全国ツアーだそうな、
兵庫県・加古川市に教信寺という大きなお寺があって、その庫裏が会場だった、
お茶席が設けてあって、お菓子と抹茶をいただいた、
お二人は東京芸大同窓生だそうな、息の合った演奏だった、
ひたむきな演奏だった、心地よい響きであった、この自由奔放さは厳しい稽古と、真剣そのものな心構えに裏打ちされている、これが何よりも聴く者の心を打つ、
地歌「楫枕」だが、山路みほさんの歌は今までわたしが聞いたことのない情感溢れるものだった、ビックリした、失礼ながら、恋心を超えたある種女心の鬼気迫る深みを感じた、
正確なお年は存じ上げないが、三十路半ばの気合の入ったプロ筝曲家を観た、
金子朋沐枝さんとは顔見知りの仲である、親しくお話ししたこともある方だ、
彼女は、名実共に女流尺八第一人者といって間違いなかろうと思う、
琴古尺八奏者だが、硬軟ほどよく吹き分け得る心と技量を持っておられる、師事された先生方がまさにそうであったように…、これが彼女の“ダイナミックと繊細”になって花開く、
会場は、演奏者と聴く側が、同じ場で向き合う庫裏の畳間だった、
素人の場合だと、こういう場所が一番あがりやすい、まんず冷静に演奏するのは難しい、
が、お二人にとっては、実力発揮するに最適の場所だったようだ、
聴き耳を立て、食い入るような目のなかではあったが、お二人は自由に音楽した、
誉めるばかりではおもろない、
ほんの少し注文を出す、
演奏会であるから、奏者はお客に音楽を聴かせるのである、が、しかし、そのことは出来るかぎり忘れ、自分等二人だけの音楽であった方がさらにすばらしい、
小さな音の部分だが、更にやさしく弾き、更に息をそよそよとやさしくする、
観客等には聴こえなくても構わん気持ちで心のままに演奏して欲しい、お二人の心意気はそれで充分に届く、聴かせ得る力がある、
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