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2008年11月27日 (木)

エルに合掌

「あなたがたも聞いているとおり、『姦淫するな』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのである。もし、右の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出して捨ててしまいなさい…」 聖書(マタイによる福音書)


キリストはこのように言うのだが、
目的意識と、実行とは、通常別次元のことですよね、
“出世してやるのだ”、と、おもって仕事に頑張る、が、出世しなかった…ってのが通常の一般人でしょう、
あの女性を妻にしたいと、銀幕世界の可愛い女性をあこがれ見るから、俳優業がなりたつわけだ、みだらな目でみられることなくしては、女優業は成り立たないのじゃないか?

…ってことは、
目的意識=夢=実現可能率ほとんどゼロ、
“飼い犬の敵討ち”を目的意識に位置づけることは、そんなに悪いことじゃない、
この意識でがんばったら、厚生労働大臣になってしまったってことだってあるかもしれない、舛添 要一氏に「あんたの人生目的はなに?」って問うたら、どう答えますかねぇ、

動機が間の抜けたこと(飼い犬の敵討ち)だったにせよ、要人襲撃計画は緊迫感を伴って小泉(犯人)に生きる目的をあたえていたわけだよなぁ、
新聞報道でしか様子はわからんが、当初、この自供にウッソー!と思っていたが、だんだんそれが本当のことだったような気になってきた、

わたし、刑事物TVドラマ観るのを楽しみにしているが、“動機”・“犯行”・“アリバイ”は分け難くつながっている、このつながりの“当然そうなる”を水谷豊演ずる杉下警部は解いてゆく、が、このたびの事件は、動機が解読不能な域にある、…杉下警部にも解読不能ですよね、

だぁれも解読できないだろうと犯人は考えたのだと思いますよ、
で、孤立感が深まり、これが出頭につがったのではないかな、…と、思いますなぁ~、
得意そうに自供しているのだと思いますが、どうなのでしょうねぇ~、

これからの刑事物ドラマは、よりいっそう動機の想定外さが求められることになりそうですねぇ、で、ないと、視聴者にあきられる、
現今社会は、まさに想定外に、高齢化が進み、高齢者が悶々として悶え苦しんでいる、また、現役者らは仕事がなくなり、疎外され、生きる目的をなんと飼い犬の敵討ちに求めたりしているってことになるわけだ、

自分が無く、上司に、会社に、従順なことがサラリーマンには求められる、
経営者は従業員に“独創性”や“やる気”を求めるそぶりをするが、内部告発は怖いのだし、指示とおりに動かないのは困るのだ、マニュアル遵守は研究分野・開発分野をも侵しつつある、
資本主義社会の底辺にはマルクスさんが座っておる、

わたし、サラリーマンを定年退職し、自分を取り戻し、今、好き放題に尺八吹いている、
毎日毎日稽古し、少しずつ変化する竹の音に、面白みを感じている、
あぁ~なんとささやかな生きがいであることか、
それにしても、
このたびの要人襲撃犯が、もし尺八を吹く面白さを知っていたら…、
それって、わたしのことになるのだよなぁ~、
わたしも中学生時代、盲腸の手術で入院してた間に愛犬を保険所に持って行かれたですわ、エルって名だった、

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