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2009年12月26日 (土)

二つ「残月」

既にお二人ともご他界されておられる、
佐々川静枝師、藤井久仁江師、
三弦地歌の世界では超有名なお二人、
このお二人の芸風のことを、わたしごときが云々するのは、とんでもないことだ、
が、そのとんでもないことに敢えてふれてみたい、

…と、大上段に振りかぶってみても、
言わんとするところは、ドチラの方がわたし好みかってレベルの話ですからね、
素人の言うことだから、どうか大目に見逃して欲しい、

わたし、佐々川静枝師の方に魅かれます、
このお方のCD聴いていると、以前わたしが未だ二十歳代だった頃に三弦地歌合奏の手ほどきを受けた山崎美也師のバチさばきを思い出す、
で、佐々川静枝師のCDなら、ごく自然に合わせて尺八吹くことが出来ます、
「残月」をCDにあわせて吹いてみたです、これ後刻アップのつもりです、

同じように、藤井久仁江師のCDを聴きます、
と、どこか違うのです、わたしの気持ちにフイットしない、合わせられない、
テンポですが少し速い、
気合がつまずいて、師の気合に添って行けない、
三弦の棹のすり音(?)が聴こえないって感じ、師の阿吽の呼吸がわたしには読み辛い、

実は、わたし、先日、仲間らが集まって三曲の研究会をしているなかへ突然入り込んで、いきなり「残月」を吹いたのです、
研究会では、各自が好みの糸方CDを持ち込んで、そのCDに合わせて吹くって趣向の会ですわ、
が、わたしは、CDはナ~ンも持っていない、
が、が、
佐々川静枝師の音は、わたし自分のパソコンに入れていて、「残月」はこんなだって思っていて、時に聴いては、30数年前盛んに稽古していた頃を思い出したりして納得していた、
あぁ、わたし、若い頃30数年前、いやもう40年も前になるなぁ~、地歌を稽古したのだったが、そのころはCDなんぞなかった、テープやレコードは少し聴いたりしたが、それらはもう手元に残っておらんのですわ、中途半端な尺八吹きだこと…、

で、仲間らの三曲研究会へ出かけるにつき、前日に、素で、独り尺八「残月」吹いてみて、これだこれだ!!ッて自分なりに合わせ得ると思って、研究会へ出かけたですわ、
仲間のCD借りて、いきなり吹いたデス、
それが藤井久仁江師の三弦替手・藤井泰和師の同本手のCDだった、
馬鹿だネェ~わたしは、身の程知らずにも度がすぎる、ビックリですわ、
気合が取れないです、呼吸が外れます、頭に描いていた三弦音が聴こえなかった、
ポイント・ポイントは判りますです、
で、外れ外れしながら、なんとか吹き終えましたが、ゲタとスリッパ片脚ずつ履いて長道中したような気分でした、長い曲だよ20数分、

衝撃を受けてしまって、どうしようもなくて…、
なんとか佐々川静枝師、藤井久仁江師の、それぞれのCDを得ることが出来ましたから、で、今も、そのお二人のCDを聴き比べています、
随分違います、だいぶ違います、お二人の音楽性は別物のように聴こえます、
わたし、神経がとんがりすぎているのでしょうか???
自分ではボンヤリはしていても、とんがっているなんて自覚はデンデンないのだけれど…、

びっくりしながら聴き比べています、

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コメント

同じ九州系でもやっぱり違いますね。
残月っていうのは尺八吹きにとってあこがれの曲で
学生のころに残月やりたいといったら、10年早いと竹友社の大先輩の方に言われました。
実は残月は練習では吹いているのですが、舞台で吹いたことがないのです。
父にも残月は最初のツレーツレレーで決まるんだなんて親父に吹きこまれたもんだから最初のツレーだけでプレッシャーかかってしまう。

ある意味、虚空と似ているのかな。

投稿: ろめい | 2009年12月26日 (土) 17時25分

パソコンファイルの佐々川静枝師の音源をCDに移し、その昔マッサラだったCDプレイヤーで鳴らし、竹吹いて録音しようとしますが、
CDの音がケッタイでしてね、音程が揃わないのです、
パソコンで音を出して、それに合わせて吹く方法もあるけれど、パソコン音が小さいし、

そういえば、虚空と似ていますね、色気タップリの虚空って感じ、

出だしから20小節ほどの都山譜は吹き辛いのですわ、で、わたしは、この部分は琴古譜をだいぶ取り込んで吹きます、
後歌のところも一部琴古譜借用、
中間も、適度に譜を間引いて吹きます、

投稿: 波平 | 2009年12月27日 (日) 17時00分

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