悩み
隠居業(?)にも悩みはある、
「こんなに毎日ボヤぁ~~と過ごしていてエエのかな???」
ですわ、
この他にも、第二、第三の悩みもあるにはあるが…
たとえばお小遣いがないとか、医者通いが辛いとか、とか…
が、これらは、(第一の悩み)“ボヤァ~の自責の念”に比べればさしたる悩みではない、
我が家の隣家のご主人は、今年70におなりだが、未だ隠居じゃない、某大企業の重鎮で、現役技術者でいらっしゃる、期待される人間像、存在感バッチリのお方、悩みなんぞとは無縁かも…
裏隣の爺さんは、婆さんから家事分担を仰せつかっておられるみたい、
洗濯物を二階ベランダで干したり、ソレ取り込んだりのお姿がある、
右隣のお宅も爺・婆所帯で、爺さんは日に幾度となく2匹の飼い犬を連れて、ボヤ~とした感じで、そこら辺りをダラダラ徘徊しておる、きっと、悩みがあるのだと思う、むつかしそうな顔をしておる、
今日は昼前に、三木市旧市内の画廊で書道展があって参観してきた、
受付に、三木市美術協会の重鎮K氏がポケェ~と座っておられた、
書道のお方で、我が家の床の間にもこのお方の書が掛かっておる、
ソレ、ワシャ読めないが「遊」の字を崩して書いたものらしい、
「先生、我が家にはシンニュウ(辶)の『遊』じゃなく、サンズイ編(氵)の『游』の字にしてくれろ!!」
と、陳情、
「わしゃ海が大好き、魚釣りが大好きだから…」と、
が、先生爺さんは、「氵は字のおさまりがむつかしい、辶の方が書き易い」
とかで、書き直してくれない、
わしゃ、とっても残念だ、辶ではデンデン遊んだ気にならん、
「先生、わしゃ、書を観ても、どこをどう観たらエエのかわからん、観方を少し講釈してください」
と、今日は思い切ってお願いしてみた、
「紙の白と墨の黒との対比かな、バランスかな、縮こまったのはアカン…、ウヌッ、この字はどういう筆使いなんや??」
と、展示の書を前に、今更ながらの書評が聞けてオモロかった、
先生の講釈でわかったことがある、
“みなさん悩んで、悩んで、お書きになっとる”ようだってこと、
他の人の書を観て、その悩みを見つける遊びかも、と、思ったり、
わたしのたった今の悩みですか???
山口百恵さんの「青い果実」を吹きたいが五線譜がなくて尺八譜が採れないこと、
で、「ひと夏の経験」を急ぎ尺八譜に採りましたがね、
コレ、超難曲ですわ、
どこがどう難曲かですが⇒呼吸が難しいです、
未だ幼い14・5歳の少女の呼吸・息遣い、このなかでわしゃこの曲を吹きたい、
が、これって、超難しい、
悩みアレコレの話でした、